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2014 年 5 月更新版の Office 2013 クイック実行で、新たにアプリケーション選択機能が利用可能に

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2014 年 5 月 15 日に Office Deployment Support Team Blog に投稿された記事 New Application Selection feature offered with the May 2014 update of Office 2013 Click-to-Runの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

概要

2014 年 5 月にリリースされた Office 展開ツールの更新版および Office 2013 クイック実行の更新版 (ビルド 15.0.4615.1001) を利用すると、管理者はインストール対象から除外するアプリケーションを指定して、インストール環境をカスタマイズできるようになります。

 

注: 2014 年 5 月以前の Office 展開ツールおよび Office 2013 クイック実行のバージョンでは、アプリケーション選択機能はサポートされません。

詳細情報

Office 展開ツール (英語)と共に提供される configuration.xml ファイルで、ExcludeApp という要素が新しくサポートされます。この要素にアプリケーション名を設定すると、そのアプリケーションはインストール対象から除外されます。以下に、configuration.xml ファイルのサンプルの一部を示します。

 

<Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="en-us" />
      <ExcludeApp ID="Access" />
      <ExcludeApp ID="Outlook" />
</Product>

 

全アプリケーションの名前と ID は次のとおりです。

アプリケーション名アプリケーション ID
Access<ExcludeApp ID="Access" />
Excel<ExcludeApp ID="Excel" />
InfoPath<ExcludeApp ID="InfoPath" />
Lync<ExcludeApp ID="Lync" />
OneDrive for Business<ExcludeApp ID="Groove" />
OneNote<ExcludeApp ID="OneNote" />
Outlook<ExcludeApp ID="Outlook" />
PowerPoint<ExcludeApp ID="PowerPoint" />
Project<ExcludeApp ID="Project" />
Publisher<ExcludeApp ID="Publisher" />
SharePoint Designer<ExcludeApp ID="SharePointDesigner" />
Visio<ExcludeApp ID="Visio" />

Word

<ExcludeApp ID="Word" />

 

この要素を追加した configuration.xml ファイルを作成し、以下のコマンド ラインを実行します。

 

<パス>\setup.exe /configure <パス>\<構成ファイル名>.xml 

 

このコマンド ラインを実行すると、ExcludeApp 要素に指定されたアプリケーションを除いて Office 2013 クイック実行のインストールが行われます。アプリケーションをインストール対象に戻したい場合は、該当するアプリケーションの ExcludeApp ID エントリを configuration.xml ファイルから削除して、上記のコマンド ラインを再実行します。

 

 

注: Office 2013 クイック実行のオンライン修復を行うと、システム上のすべてのアプリケーションがインストールされ、configuration.xml ファイルに加えられた設定は上書きされます。

 

 


Office 365 ガレージ シリーズ: Office 365 ProPlus の管理者向け最新機能と今後リリースされる共有コンピューター サポートの紹介

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2014 年 5 月 14 日に Office Blogs に投稿された記事 The Garage Series for Office 365: Updates to Office 365 ProPlus for admins and first look at upcoming shared computer supportの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

先日、Jeremy は再び Curtis Sawin と共に、Office 365 ProPlus およびクイック実行の管理者向け最新機能の概要を紹介しました。InfoPath や Access などのアプリケーションを Office スイートのインストール対象から除外したいというお客様のために、管理者向けの新しいプロセスを取り上げています。また、クイック実行ソフトウェアの更新プロセスがどのように機能するかを詳しく説明し、リリースが予定されている共有コンピューターのライセンス認証機能についてもお伝えしました。

 

(Please visit the site to view this video)

 

今回ご紹介するビデオは、私が特に面白いと考えているトピックについてお話します。私は、膨大な数の PC に対し、自動化機能を使用してソフトウェアを配布できる、展開、構成、および管理用のツールの価値を誰よりも高く評価しています。ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)では、エンタープライズ ソフトウェア配布ツール、デスクトップ イメージ、展開のタスク シーケンスなどを使用した Office 365 ProPlus とその新しいクイック実行パッケージ タイプの展開について、多くの記事をご覧いただけます。

 

そして今回は、管理者の皆様から寄せられた多くの重要なご要望に基づいて、クイック実行モデルに変更が適用されたことについてお伝えします。クイック実行では、インストール対象から除外したい Office アプリケーションを選択できるようになりました。また、ソフトウェア更新を効率的に管理できるように、新たにグループ ポリシー制御が追加されました。このほか、更新プロセス自体が合理化されています。今年後半には、リモート デスクトップ サービス (RDS) を使用した Office 365 ProPlus の展開が可能になります。

不要な Office アプリケーションをインストール対象から除外

多くの企業では、利用中のソフトウェアやサービスに応じて、Office スイートの特定のコンポーネントを無効にする必要があります。一般的な例として私がよく耳にするのは Access と InfoPath です。企業の Exchange チームがデスクトップの Outlook バージョンを管理している場合や、既存の通信システムが対応していないために Lync を使用できないという場合もあります。従来の Office MSI パッケージでは、Office カスタマイズ ツールや構成ファイルを使用する以外にユーザーが利用できるアプリケーションを制御する方法がありませんでしたが、これからは、クイック実行用 Office 展開ツールの更新版 (英語)および 2014 年 5 月以降の Office ビルドでも制御できるようになります。

 

Office 展開ツールをダウンロードしたら、既定の configuration.xml ファイルで以下のように「ExcludeApp ID」を指定して、使用しないアプリケーションをインストール対象から除外することができます。名前付け規則は、実行可能ファイル名と一致している傾向がありますが、MSACCESS などの場合は、以下に示すように名前が若干短縮され「Access」となります。

 

 

上図の configuration.xml を使用して Office クイック実行のビルドをインストールすると、スイート全体から Access、InfoPath、OneDrive for Business を除いてインストールが行われます。同様の構成ファイルを使用して Office アプリケーションを 1 つだけインストールすることもできます。Office 展開ツールを Office 365 ProPlus 以外の Office 製品のインストールにも使用したいという方もいらっしゃるかと思いますが、もちろん Office のすべてのクイック実行バージョンでご利用いただけます。MSI バージョンは Office Professional Plus 2013 および Office Standard 2013 のボリューム ライセンス バージョンのみで使用可能です。その他すべての Office 2013 バージョンではクイック実行を使用できます。

Office 365 ProPlus 向けリモート デスクトップ サービスおよび共有コンピューターのサポート

このたび、リモート デスクトップ サービス (RDS) または共有コンピューターを利用する企業のお客様向けのサポートを���始することを発表しました。Office 365 ProPlus 向けの共有コンピューター ライセンス認証は、2014 年の後半にリリースされる予定です。RDS を有効化した Windows Server 2008 R2 以降への Office 365 ProPlus のインストールをサポートします。一意の Windows ユーザー プロファイルを使用してユーザー間でコンピューターを共有する場合にも有効です。

 

RDS (2008 年に名称が変更される以前は「ターミナル サービス」) または共有ワークステーションを使用している場合、現在の Office 365 ProPlus サブスクリプション ライセンス認証モデルを利用するのは問題があります。RDS を使用している場合、RDS ロールが有効化された Windows Server に Office 365 ProPlus をインストールして実行することは技術的に不可能です。共有の物理クライアントまたは仮想クライアントの場合、サブスクリプション ライセンス認証は PC や Mac をプライマリ ユーザーに割り当てるため、複数のユーザーが組織を出入りするたびにライセンス管理の問題が発生します。

 

共有コンピューター ライセンス認証は、Office 展開ツールを使用して Office 365 ProPlus をインストールする際に有効化されます。一度有効化されると、Office はライセンス認証なしでインストールできるようになります。Office を搭載するコンピューターに共有コンピューター ライセンス認証を通してユーザーがサインインすると、Office はそのユーザーが Office 365 ProPlus に割り当てられていることを確認し、そのユーザーがログ アウトするまで Office 365 ProPlus を一時的にライセンス認証します。別のユーザーが同じコンピューターにサインインすると、先にサインインしていたユーザーのライセンス認証がそのまま保持されることはなく、ライセンス認証のプロセスがその都度繰り返し実行されます。これは現在の Office オンデマンドのライセンス認証のしくみですが、共有コンピューター ライセンス認証を使用することにより、Office のインストールは永続化され更新可能になります。Office オンデマンドと同じライセンス認証ロジックが使用されるため、Office 365 ProPlus または Office for Mac のユーザーあたり最大 5 台の PC へのインストール制限にはカウントされません。詳細については、今後公開される最新情報や、当シリーズでご紹介しているデモのビデオをご覧ください。

グループ ポリシーの更新

数週間前、マイクロソフトは、Office 2013 向けグループ ポリシー ADMX テンプレート (英語)の更新プログラムをリリースしました。この更新プログラムは、お客様から要望の多かったコマンドを提供しており、Office 展開ツールの構成ファイルで定義できる設定の幅が広がります。新しいグループ ポリシーでは、以下の設定を管理できるようになりました。

 

  • 更新パス
  • 対象バージョン
  • 更新の期限
  • 更新通知の非表示

 

詳細については、Office 展開サポート チーム ブログの Jalal の記事 (英語)を参照してください。この記事に記載されているすべての項目は、デスクトップ管理者に役立つ設定として構成制御セットに追加されています。

ソフトウェア更新プロセスの改善

Office クイック実行のビルドのエンタープライズ管理者の皆様からは、ネットワークを介した更新のトラフィックをもっと軽減できないかといったご要望も多く寄せられています。クイック実行では常に、ローカル PC で実行されているプログラムと更新パッケージの差分が計算されます。実際、私たちは約 1 年前にこの件について詳細に説明したビデオ (英語)を公開しました。マイクロソフトは、2 月 25 日以降の Office ビルドで、ソフトウェア更新ロジックを大幅に改善しています。ソフトウェア更新プログラムのダウンロード中に接続が失われても、ダウンロードを最初からやり直すのではなく、ダウンロードを再開できるようになりました。また、PC がバッテリのみで動作している場合、電力状態をチェックしてソフトウェア更新が可能かどうか確認されるようになります。さらに、更新パッケージ サイズの縮小にも継続的に取り組んでいます。ソフトウェア更新のサイズ縮小への取り組みについては、今後も情報をお届けしてまいりますのでご期待ください。

お客様の要望への対応

今回追加された新機能の魅力は、即応性の高い技術とクラウドファーストのモデルを採用している点にあります。これにより、マイクロソフトはお客様の要望にこれまで以上に迅速に対応することができるようになりました。今後数か月のうちに、ソフトウェア更新サイズの最適化、ユーザー モードのストリーミング、および共有コンピューター ライセンス認証についてさらに詳しい情報をお届けする予定です。ソフトウェア更新を適用するための基礎的なプロセスなど、さまざまな情報を実際に確認したいというお客様には、当シリーズのビデオをご覧になることをお勧めします。

 

またお会いできることを楽しみにしています。

 

Jeremy Chapman

参考情報

クイック実行用 Office 展開ツール (英語)

 

Office 展開サポート チーム ブログ (英語)

 

ガレージ シリーズのビデオ チャンネル (英語)

 

ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)

 

Twitter で @OfficeGarage をフォローする

 

Windows Phoneおよび Windows 8用 Office 365 ガレージ シリーズ アプリ

 

Office “Ignite” オンライン トレーニング

ガレージ シリーズの司会者について

Jeremy Chapman はマイクロソフトの社員で、今後の Office のクライアントおよびサービス配信の最適化を担当するシニア開発リードを務めています。Chapman はアプリケーションの互換性、およびデプロイ自動化ツールとインフラストラクチャの参照アーキテクチャの構築に携わってきており、こうした経験が、最新のクイック実行インストールなど、Office の新しいエンタープライズ機能における優先順位決定の基礎となっています。プライベートでは、自動車改造マニアであると同時に、さまざまな言語に通じています。Curtis Sawin は、長年にわたり、アプリケーション管理、ソフトウェア配布、および早期導入プログラムでの Office 365 の実装に携わってきました。プライベートでは、長距離競泳やアウトドアを楽しんでいます。

 

Office 用アプリで Access アプリに一工夫を

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 対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2014 年 5 月 13 日に Office Blogs に投稿された記事 Spice up your Access app with apps for Officeの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

  

Office 用アプリは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、および SharePoint に強力な機能を組み込むことができる、カスタムのアドオンです。このたび、Access 2013 で作成するオンライン データベースである Access アプリに、Office 用アプリを追加できるようになりました。

 

Office 用アプリを使用すれば、株式相場を表示するなど、外部サービスのデータを Access アプリに統合することができます。また、Office 用アプリでは、地図上に、または表やグラフ内に、視覚的にデータを表示することも可能です。次のビデオで、米国各地にある売店の売上データの追跡に使用するアプリの例を紹介しています。Access アプリに Office 用 Access Bing Maps アプリを組み込み、Bing マップにデータをプロットすることで、いかに簡単に分析を行えるかをご確認いただけます。

 

(Please visit the site to view this video)

 

ビデオ: Map your data with Access apps (Access アプリで地図上にデータを表示)

 

Access アプリの概要や、Office 用アプリを Access アプリに組み込む方法の詳細については、Access チームのメンバー Gary Devendorf と Andrew Johnson による Web キャスト「Apps for Office Comes to Access Web Apps (Access Web アプリに Office 用アプリを組み込む、英語)」をご覧ください。

 

Access アプリを作成し Office 用アプリを追加する際は、次のリンクを参考にしてください。

– Matt Evans

検疫メールボックスの利用マニュアル (Exchange Online, Exchange Online Protection、エンドユーザー/管理者向け)

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business,Exchange Online Protection

 

Exchange Online では、スパムをフィルターするための強力な機能が備わっています。スパムメールを検出した時は、エンドユーザーの迷惑メールに隔離する、サーバー側の検疫フォルダーに隔離する、などいくつかのオプションを選ぶことができます。また、Exchange Server へのアドオンサービスである Exchange Online Protection でも同様のオプションをオンプレミスユーザー向けに提供しています。

この記事では、そのうち、サーバー側の検疫メールボックスを利用する際のエンドユーザーの操作手順マニュアルや管理者側の設定マニュアルをご紹介します。

 

エンドユーザー向けコンテンツ

 
エンドユーザーが受け取るスパム通知の例


エンドユーザーがスパムを解放する際に使う画面

 

管理者向けコンテンツ

 
管理者がスパムを解放する際に用いる管理画面

OneDrive, OneDrive for Business, Office 365, SharePoint の違いは?

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 5 月 14 日にビジネスプロダクティビティブログに掲載された記事のクロスポストです)

 

1 年前に「SkyDrive と SkyDrive Pro の違いは?」という記事を書きましたが、おかげさまで大変好評をいただきました。クラウド ストレージは、メールと並んで最も馴染みのあるクラウド サービスだと思います。この分野は市場の変化が大変激しく、多くのクラウド ベンダーがしのぎを削っているところでもあります。マイクロソフトでも、サービス名を SkyDrive から OneDrive に変更したり、ストレージの大きさ提供方法の変更マルチプラットフォーム化など、様々な変更が加えられました。今回の記事では、これらの変更点を踏まえて、改めて無料の OneDrive、有料の OneDrive for Businessをはじめとするサービスの違いについて解説したいと思います。

 

OneDrive とは?

OneDrive for Business の話をする前に、まず前からある無償の OneDrive がどういうサービスかということについて、おさらいしておきましょう。

 

OneDriveは、もともと、一般消費者向けの無償クラウドサービスのブランドである Windows Live サービスの 1 つとして 2008 年から日本でもサービスを行っている大容量クラウド ストレージサービスです。アカウントを作成することで、無償で 7 GB のディスク容量をクラウド上に持つことができます。Windows や Office と統合される機能を持っていることが特長で、Office ファイルをアップロードすると、Office Web Apps で閲覧や編集を行うことも可能です。Windows PC、Mac、タブレットデバイスなどからブラウザーで利用するのが基本的な使い方ですが、OneDrive アプリを入手することで、Windows PC ではエクスプローラから利用、Mac では Finder から利用、Windows Phone、iPhone、iPad、Android では専用アプリからのアクセスが可能となります。

Windows においては、Windows Vista、Windows 7、Windows 8 においてエクスプローラとシェル統合を行うことができます。OneDrive と Windows PC を同期する設定を行うと、既定では、マイプロファイルフォルダーの下に「OneDrive」というフォルダーが作成され、クラウド上の OneDrive にあるファイルとローカル PC 上にあるファイルが双方向で同期されます。

 

OneDrive for Business とは?

OneDrive for Business は、一般消費者向けの OneDrive で提供している機能を、法人・団体向け管理者が中央から管理がきちんとできるように提供する仕組みです。OneDrive の機能は便利ですが、企業で利用する場合、意図しない形で情報が共有され情報漏えいしてしまったり、サービスが無断で中断されたりということがないように、企業で利用するに足りる条件を付加したものが OneDrive for Business であると考えてください。

つまり、一般消費者向けの OneDrive に対応する企業向け機能が OneDrive for Business です。前者は無償であり、後者は有償ですが、なぜそういう違いが出てくるのかについてはブログ記事「一般消費者向けクラウドと企業向けクラウドの本質的な違い」をご覧ください。

それでは、OneDrive for Business の提供機能の詳細についてみていきましょう。

OneDrive for Business は、いままで SharePoint で提供されてきた「個人用サイト (My Site)」の中のドキュメント ライブラリの名称について、SharePoint 2013 になって、一般ユーザーにもわかりやすい名前をつけたものになります。ここで「SharePoint 2013」と言っている理由は、これはクラウドだけの機能ではなく、内部設置型の SharePoint Server 2013 においても、個人用サイトの中のドキュメント ライブラリのことを同じ名前で呼ぶからです。(※ 内部設置型では引き続きしばらく SkyDrive Pro という旧名称がつかわれますが将来的には変更される予定です)

下のスクリーンショットは Office 365 の SharePoint Online のものになります。上のナビゲーションの中に「OneDrive」というメニューがあります (OneDrive for Business とは記載されていない) が、これを選択すると、自分の OneDrive for Business にアクセスできます。

個人用サイトの容量は、最近 1TB に増量されました

使える基本機能は一般消費者向けの OneDrive と似ていますが、99.9% の稼働率を保証するサービスレベル契約 (SLA) がついているのに加え、SharePoint テクノロジーに基づいて作られていますので、Office ファイルのクイックプレビューやバージョン履歴の保持、チェックイン/チェックアウト、ワークフロー連携や、管理者による機能制限やポリシーの適用まで、会社組織で利用するのに足る信頼性と組織化された管理機能を提供します。

 

さまざまなデバイスとの連携については、Windows 7/8 については、Office 2013 / Office 365 ProPlus の中に OneDrive for Business アプリが含まれており、エクスプローラとシェル統合を行うことができます。OneDrive と Windows PC を同期する設定を行うと、既定では、マイプロファイルフォルダーの下に「OneDrive for Business」というフォルダーが作成され、クラウド上の OneDrive for Business にあるファイルとローカル PC 上にあるファイルが双方向で同期されます。この辺は OneDrive と似ています。単体でのダウンロードも可能です。ちなみに、Office 2013 世代から SharePoint Workspace がなくなりましたが、この OneDrive for Business と OneDrive for Business アプリで共有のシナリオを代替していただくことになります。共有は P2P ではなく、あくまでも SharePoint サイトを基点にして行われ、SharePoint サイトからローカル PC にも同期されます。(トリビアとしては、この OneDrive for Business アプリの実行ファイルは groove.exe となっており、SharePoint Workspace の後継機能であることをうかがわせています。)

  

Mac と Android については、現時点ではまだ発表がありません。今後の動向にご注目ください。

 

SharePoint, Office 365 と OneDrive for Business の違いは?

SharePoint には、チームサイトの中にもドキュメント ライブラリがありますが、OneDrive for Business との使い分けは、OneDrive for Business は組織の中においての自分管理のドキュメント (組織内個人としてのドキュメント) の置き場所、チームサイトなどでは、プロジェクトメンバーや全社員と共有することが前提のドキュメントを置いておく、といった具合に行います。また、提供形態としては、従来は OneDrive for Business だけの機能を利用したくても SharePoint Online または Office 365 スイートを購入する必要がありましたが、2014 年 4 月から OneDrive for Business with Office Online という単体のサービスが購入できるようになりました。

OneDrive for Business、SharePoint Online、Office 365 はそれぞれカバーしている機能の範囲が異なります。いずれも「組織内個人ストレージ」の機能は持っていますが、ほかにも機能がついています。

 

OneDrive と OneDrive for Business の機能比較表

いままで文章で説明してきたことを簡単に表にまとめてみました。表で一覧にすると、理解も深まると思いますので、ご活用ください。

機能 OneDrive OneDrive for Business
(クラウド)
 OneDrive for Business
(内部設置)
 基本機能
 アカウントMicrosoft アカウントOffice 365 ID Active Directory
 1 ユーザーあたりの利用可能容量7 GB
(有料で 100 GB まで追加可能)
1 TB
(調整可能)
100 MB
(調整可能)
 サービスレベル契約 (SLA)なし99.9% 返金制度あり運用者次第
 ファイル
 アップロードできるファイルの最大サイズ

300 MB
(アプリを使うと 2 GB)

2 GB2 GB
 禁止されているファイルの種類.EXE など ブロックされるファイルの種類 ブロックされるファイルの種類
(調整可能
 ドラッグ&ドロップによるアップロード

あり
(Siliverlight を利用)

あり
(Office 2013 付属の ActiveX またはHTML5対応ブラウザ機能を利用)
あり
(Office 2013 付属の ActiveX またはHTML5対応ブラウザ機能を利用)
 ドラッグ&ドロップによるダウンロードなしあり
(Office 2013 付属の ActiveX を利用)
あり
(Office 2013 付属の ActiveX を利用)
 ごみ箱ありありあり
 Office Online による閲覧/編集ありありあり
 Office ファイルのクイックプレビューなしありあり
 バージョン履歴なしありあり
 チェックイン/チェックアウトなしありあり
 ワークフロー連携なしありあり
 共同作業
 Office ファイルの共同編集ありあり あり
 外部ユーザーとのファイル共有ありありあり
 管理機能
 機能の無効化なしありあり
 ポリシー準拠の設定なしありあり
 共有範囲の制限なしありあり
 SharePoint 2013 その他の統合・管理機能なし一部ありあり
 アプリ
 Windows Explorerあり (ダウンロード)Office 2013 に同梱、
単体も提供  (ダウンロード)
Office 2013 に同梱、
単体も提供  (ダウンロード)
 Windows 8 ストアアプリあり (ストア)あり (ストア) なし
 Macあり (ダウンロード)開発中 (2014 年中予定)  未発表
 iPhone/iPadあり (ストア)あり (ストア)なし
 Androidあり (ストア)未発表 未発表
 Windows Phone (Office ハブ)あり (ストア) 標準対応 標準対応

OneDrive for Business のユーザー エクスペリエンスが向上

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 5 月 13 日に Office Blogs に投稿された記事 OneDrive for Business updates user experienceの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

3 月に開催された SharePoint Conference 2014 で、マイクロソフトは、Office 365 の OneDrive for Business に「近いうちに」便利な機能を追加することを発表しました。それから 2 か月がたち、このたび、シンプルなコントロール、サイト フォルダー、より高度な検索といった、ユーザー エクスペリエンスを刷新、改良する新機能のロールアウトを開始しました。

  • シンプルなコントロール: 新規作成、アップロード、同期、編集、管理、共有を行う新しいボタンが導入され、最も一般的な操作を簡単に実行できるようになります。
  • サイト フォルダー: フォローしている SharePoint サイトのドキュメントライブラリを、OneDrive for Business のメインの Web ビュー内から直接表示できます。
  • より高度な検索: 検索範囲が、共有ドキュメントやサイト フォルダー、OneDrive for business 内の個人のドキュメントにまで拡大され、よりすばやくドキュメントを見つけられるようになります。
  • その他にも、ユーザー インターフェイスの改良が行われました。

今回の更新についての詳細は、OneDrive ブログ (英語)をご覧ください。

【重要】Exchange Online の既定のアドレス一覧に実施される変更について

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 5 月 16 日に Office Blogs に投稿された記事 Changes to default address lists in Exchange Onlineの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Exchange Online チームのシニア プロダクト マネージャーを務める Krish Gali の記事をご紹介します。

 

マイクロソフトは今年始め、新しいグループ エクスペリエンスを開発していることを発表しました。これは、Exchange、SharePoint、Yammer に散らばっているユーザー、会話、コンテンツをひとまとめにする機能です。グループ機能の詳細については、ブログ記事「電子メールの進化」をご参照ください。そしてこのたび、グループ機能の導入に備え、Exchange Online のアドレス一覧の構成に変更を加えることとなりました。

 

現在「すべてのグループ」と呼ばれているアドレス一覧の名称を、「すべての配布リスト」に変更します。また、これとは別に「すべてのグループ」というアドレス一覧を追加します。これは、今後グループ機能がリリースされた際に使用されます。

 

Exchange Online の既定のアドレス一覧を既に「すべてのグループ」以外の名前にカスタマイズしている場合には、今回の名称変更の対象とはならず、新しい「すべてのグループ」のアドレス一覧の追加だけが適用されます。OWA および Outlook のユーザーには、グループ機能がテナントにロールアウトされるまでは、新しい「すべてのグループ」のアドレス一覧は表示されません。Office 365 でのアドレス一覧の名称変更は、2014 年 5 月末までに展開を開始する予定です。

翻訳者注: 5/31 より展開が開始されます。

 

今回の変更は「すべてのグループ」のアドレス一覧の表示名フィールドを使用しているすべてのスクリプトに影響するため、変更が適用された後、それらのスクリプトが正常に動作しなくなるおそれがありますのでご注意ください。アドレス一覧を特定するには、表示名ではなく、フィルターを使用することをお勧めします。表示名を使用しているすべてのスクリプトは、表示名ではなくフィルターを使用するように変更していただきますようお願いいたします。

 

—Krish Gali

自動ホスト型アプリのプレビュー プログラムについてのお知らせ

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 5 月 16 日に Office Blogs に投稿された記事 Update on Autohosted Apps Preview programの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

ここ数か月の間に、Office 365 の自動ホスト型アプリのプレビュー版について、たくさんの有用なご意見、ご感想をいただきました。そのフィードバックから、スムーズな開発エクスペリエンスを目指す自動ホスト型アプリのプレビュー版は、開発者の皆様のニーズに沿っているものの、いくつかの重要な機能が欠けていることが明らかになりました。たとえば、Microsoft Azure のすべての機能にアクセスできない、デバッグや監視のために実行中のアプリに関する知見や透明性が得られない、アプリのスケーリングに必要な制御とオプションが提供されない、などのご意見が寄せられています。Office 365 チームは Azure チームや Visual Studio チームと密に連携し、開発者の皆様からいただいたフィードバックを基に自動ホスト型アプリ モデルを改良して、シームレスな開発エクスペリエンスを今年中にリリースできるよう取り組んでいます。

 

そして今回、Office 365 での自動ホスト型アプリのプレビュー プログラムが 2014 年 6 月 30 日をもって終了することになりました。7 月 1 日以降、SharePoint での自動ホスト型アプリの新規作成はできなくなります。現在 SharePoint 上で実行されているアプリには今のところ影響はありません。自動ホスト型アプリを停止する正確な日時が決まりましたら、このブログにてお知らせします。

 

現在、本番環境でプレビュー プログラムの自動ホスト型アプリを使用している場合は、こちらの手順 (英語)に従い、自動ホスト型アプリをプロバイダー向けのホスト型アプリに移行することをお勧めします。

 

当チームでは自動ホスト型アプリ モデルの改良を目指してさまざまな機能を開発しており、年内に、開発者の皆様のニーズに応えるための新しい機能を発表する予定です。改良されたモデルでは、展開および管理の合理化、Azure の全機能へのアクセス、アプリケーションのスケーリングの簡素化を実現するなど、非常に重要なポイントとしてご要望のあった基本機能が強化されています。

 

また、今年 1 年を通して、プロバイダー向けのホスト型モデルと Azure とをより高度に統合できるように引き続き取り組んでまいります。3 月に開催された SharePoint Conference 2014 では、第一弾として Common Consent Framework と Delivery Service が発表されています。これからも、開発者の皆様の生産性向上をご支援するため、随時 Office 365 を強化していく予定です。

 

いつものお願いではありますが、マイクロソフトでは、皆様のご意見、ご感想をお待ちしています。ぜひ、UserVoice のサイト (英語)にお寄せください。


2014/6/30 以降 Internet Explorer 8 は OWA Light のみご利用いただけます (OWA Light 活用ガイドも公開)

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

前に本ブログで告知しました通り、間もなく Internete Explorer 8 のお客様が Outlook Web App にアクセスする際には、OWA Light のみが表示されるようになります。2014 年 6 月 30 日以降に展開が開始され、 Office 365 全体に展開されるまでに数週間を予定しています。お客様の環境で Internet Explorer 8 に依存したアプリケーションやサービスをお使いの場合は、Internet Explorer 11 エンタープライズ モードなどを利用して、お早目に最新のブラウザーにアップグレードすることをお勧めします。

 

やむを得ない理由でしばらく Internet Explorer 8 を使い続けなければならない場合、OWA Light をご利用される際の活用ガイドを公開しましたのでご利用ください。

通常の OWA との機能差異も含め、OWA Light で可能な基本的なメール、予定および連絡先の閲覧、編集、更新作業について一覧していただくことが可能です。

 

Microsoft Outlook Web App Light 活用ガイド

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42986

 

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

Office 365 チーム

Office 365 用のサインイン モデルの選択

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 5 月 13 日に Office Blogs に投稿された記事 Choosing a sign-in model for Office 365の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Office 365 チームで ID 管理を担当するテクニカル プロダクト マネージャー Paul Andrew の記事をご紹介します。

 

Office 365 で、3 つの ID モデルのうちどれがお客様に適しているかについて、質問をいただくことがよくあります。これらのモデルのうちどれを選ぶかによって、Office 365 でのユーザー アカウントの管理方法やサインイン時のパスワードの検証方法が異なります。今回の記事では、各モデルの説明、各モデル間での移行方法、およびニーズに合わせて最適なモデルを選択する方法について取り上げます。

Office 365 3 つの ID モデル

上図は 3 つの ID モデルを示したもので、右にいくほど実装が複雑になります。Office 365 の実装をスムーズに行うためには、最初はお客様のニーズを満たす ID モデルのうちで最も簡単なものを採用して、Office 365 をすぐに使用できるようにすることをお勧めします。その後、業務の要件が詳細に決定してから、より機能性の高い ID モデルに徐々に移行することも可能です。最も簡単に実装できるのがクラウド ID モデル、最も機能性が高いのがフェデレーション ID モデル、最も多くのお客様に適していると思われるのが同期 ID モデルと考えてください。それでは、各モデルについてもう少し詳しく説明します。

クラウド ID:このモデルでは、ユーザーの作成と管理は Office 365 で行われ、Azure Active Directory に保存されます。また、パスワードの検証も Azure Active Directory で実行されます。Azure Active Directory は、Office 365 で使用されるクラウド ディレクトリです。同一ユーザー アカウントはオンプレミスには存在せず、Office 365 管理センターでユーザーを作成する以外は、必要な構成はありません。

 

同期 ID:このモデルでは、ユーザー ID はオンプレミスのサーバーで管理され、アカウントとパスワード ハッシュがクラウドに同期されます。ユーザーは、オンプレミスとクラウドで同じパスワードを入力します。サインイン時のパスワードの検証は、Azure Active Directory が実行します。このモデルでは、Microsoft Azure Active Directory 同期ツール (DirSync) を使用します。

 

フェデレーション ID:このモデルの要件は同期 ID と同じですが、オンプレミスの ID プロバイダーでユーザー パスワードの検証を行うという点が異なります。つまり、パスワード ハッシュを Azure Active Directory に同期する必要はありません。このモデルでは、Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) またはサードパーティの ID プロバイダーを使用します。

各モデル間で切り替えが可能

マイクロソフトでは、お客様のニーズを満たす ID モデルのうち、最も簡単なものを使用することを推奨します。変更が必要になったら、これらのモデルの間で簡単に切り替えることが可能です。ここからは、お客様がご利用可能な各モデル間の切り替えについて説明します。

 

クラウド ID から同期 ID:この切り替えの手順は、DirSync ツールの展開作業の一部に含まれています。この手順を実施する前に、クラウドでユーザーを作成しておく必要があります。クラウド ID モデルから同期 ID モデルに移行するとき、DirSync と Azure Active Directory が既存の全ユーザーを照合します。このユーザー照合処理は、場合によって 2 とおりの方法で実行されます。1 つめは、クラウドのユーザーが事前に Active Directory のソースから同期されている場合の処理方法です。このケースでは、各ユーザーが一意の ImmutableId 属性を所有していて、同期再開時には同一の値となるはずです。このため、同一の ImmutableId 属性を持つユーザーが照合されます。これは「完全一致」と呼ばれます。

 

2 つめは、クラウドのユーザーに ImmutableId 属性が設定されていない場合の処理方法です。このケースでは、同一の電子メール属性を持つユーザーを検出する「あいまい一致」が試行されます。電子メール アドレスでの照合により複数のユーザーが検出されると、同期エラーが発生します。あいまい一致機能でユーザーの照合を確実に行うには、Office 365 とオンプレミスの Active Directory で同一のプライマリ SMTP アドレスを使用する必要があります。すべてのユーザーがクラウドに含まれているにもかかわらず Active Directory に含まれていないユーザーが存在する場合には、PowerShell を使用して該当ユーザーを抽出してから Active Directory にインポートすると、あいまい一致を実行できるようになります。

 

同期 ID からフェデレーション ID:同期 ID はフェデレーション ID を使用するための前提条件であるため、フェデレーション ID プロバイダーを展開するときには、必然的にこの切り替えを行うことになります。ユーザー ID は、同期 ID とフェデレーション ID で同じものを使用します。このため、フェデレーション サービスをオンプレミスで実装し、Office 365 管理センターでフェデレーションを有効にするだけで、同期 ID モデルからフェデレーション ID モデルへの切り替えが完了します。同期 ID からフェデレーション ID への切り替えはドメイン単位で実施できます。この操作では、ユーザー資格情報の検証 (通常はパスワードを使用) を行う ID プロバイダーを定義し、Azure Active Directory とオンプレミスの ID プロバイダーとの間でフェデレーションの信頼を構築します。フェデレーション ID に切り替えるときにパスワード ハッシュ同期を無効化することもできますが、有効にしておくと、バックアップとして使用できるので便利です。これについては次の段落で説明します。

フェデレーション ID から同期 ID: PowerShell で Convert-MsolDomainToStandard コマンドを使用すると、1 つのドメインをフェデレーション ID モデルから同期 ID モデルに切り替えることができます。DirSync のパスワード同期オプションが最近追加されたため、この機能を活用してインフラストラクチャを簡素化するために、同期 ID モデルに切り替えるお客様もいらっしゃることと思います。また、フェデレーション ID プロバイダーで、物理サーバーや電源などに障害が発生したり、お客様とのインターネット接続が不通になったりすると、ユーザーがサインインできなくなります。同期 ID モデルに切り替えておけば、このような障害がフェデレーション ID プロバイダーで発生した場合に、有用なバックアップとなります。

 

フェデレーション ID から同期 ID へ戻すための所要時間はユーザー数によって異なり、ドメインのユーザー 2,000 人あたり 1 時間として、それに 2 時間を足した時間を要します。同期 ID への切り替えが完了すると、該当するユーザーのクラウド パスワードが使用されるようになります。先日、マイクロソフトは、フェデレーション ID 用に構成されているドメインでもパスワード ハッシュ同期機能を使用できるようになった (英語) ことを発表しました。従来、Azure Active Directory は、フェデレーション構成のドメインではパスワード ハッシュ同期を無視していました。しかし、先日の変更によりフェデレーション構成のドメインでもパスワード ハッシュ同期が引き続き使用できるようになったため、フェデレーション ID から同期 ID に切り替えるとパスワード検証が即座に有効になります。バックアップとしてパスワード同期を構成していない場合にフェデレーション ID から同期 ID に切り替えるときは、この構成を行い、PowerShell で set-MsolUserPassword コマンドを実行してパスワードを割り当てるか、ランダム パスワードを使用します。

 

同期 ID からクラウド ID: Office 365 管理センターで操作するか、PowerShell で Set-MsolDirSyncEnabled コマンドを実行すると、ディレクトリ同期を完全に無効化してクラウド管理型の ID に移行できます。Office 365 テナントでこの更新を実行するには、約 72 時間を要します。このとき、PowerShell で Get-MsolCompanyInformation コマンドを実行して DirectorySynchronizationEnabled 属性の値を見ると、進捗状況が確認できます。詳細については、サポート技術情報の記事をお読みください。

クラウド ID モデルが適している場合

クラウド管理型の ID では、オンプレミスでの ID 構成が不要で、最も簡単に ID モデルを実装できます。Office 365 管理センターでユーザーを入力、管理する以外に、必要な作業はありません。他にオンプレミスのユーザー ディレクトリを所有しない場合は、これが最適な方法です。私は最大で 200 人のユーザーを抱える企業で使用されているケースを見たことがあります。

 

また、長期間にわたるディレクトリ再構築プロジェクトが進行中である、ディレクトリのガバナンスが複雑であるなどの理由で、オンプレミスのディレクトリが非���に複雑なため統合作業を回避したい場合にも、クラウド ID が適しています。既にオンプレミスのディレクトリを所有していて、Office 365 の試用版やパイロット版を使用する場合にも、オンプレミスのディレクトリに接続する際にユーザーを照合できるため、クラウド ID モデルが適しています。

 

既にオンプレミスのディレクトリを所有している企業にとっては、オンプレミスと Office 365 の両方でユーザー ディレクトリの保守を行うのではなく、ディレクトリをクラウドに同期する方が一般的です。このとき、パスワード同期またはフェデレーション ID でのサインインを採用した方が、オンプレミスのみでユーザー管理を行えばよいので適していると考えられます。

 

以上から、クラウド ID モデルは、オンプレミスのディレクトリを所有していない場合、ユーザー数が非常に少ない場合、オンプレミスのディレクトリが大規模な再構築中である場合、Office 365 の試用版やパイロット版を使用している場合に適していると言えます。

同期 ID モデルが適している場合

同期 ID モデルもまた構成が非常に簡単で、同期元のオンプレミスのディレクトリを所有していれば、DirSync ツールをインストールし、他にオンプレミスのディレクトリでいくつかの整合性チェックを行うだけで済みます。この詳細については、私が最近投稿したブログ記事「既存のディレクトリと Office 365 を簡単に同期」で説明しています。2013 年 6 月までは、このモデルにはパスワード同期機能が含まれておらず、同期 ID でプロビジョニングされたユーザーは Office 365 で使用するクラウド パスワードを作成する必要がありました。これが大きな理由となり、多くのお客様がフェデレーション ID モデルの実装を選択していました。しかし、パスワード同期が使用できるようになったため、同期 ID モデルは、同期元のオンプレミスのディレクトリを所有していて、かつオンプレミスとクラウドで同じパスワードを使用できるようにしたいと希望される多くのお客様にも適した方法になりました。

 

最も簡単な方法で導入作業を完了した後は、将来的に高度なシナリオでフェデレーションが必要となるかどうかに基づいて、パスワード同期または ID フェデレーションのどちらを使用するかを検討することを推奨します。この高度なシナリオについては、次項で説明します。高度なシナリオを導入する予定がなければ、パスワード同期の使用を推奨します。また、最終的にフェデレーション ID を使用する予定であっても、パイロット版の Office 365 を使用している場合や 何らかの理由で AD FS サーバーを展開する時間を確保できていない場合は、同期 ID モデルの使用を推奨します。

 

以上から、オンプレミスのディレクトリを既に所有していて、フェデレーション ID モデルを使用したシナリオを導入する予定がない場合は、同期 ID モデルが適しています。

フェデレーション ID モデルが適している場合

前述のとおり、オンプレミスとクラウドで同じパスワードを使用できるようにするためだけにフェデレーション ID を展開している企業が多数あります。しかし、2013 年 7 月にパスワード ハッシュ同期機能が同期 ID モデルに追加されたため、同期 ID モデルよりも複雑でネットワークとサーバーのインフラストラクチャの展開が必要となるフェデレーション ID モデルを選択するお客様は減少しています。

 

同期 ID モデルで必要となる構成は、すべてフェデレーション ID モデルでも必須です。このため、まずは同期 ID を構成して Office 365 を迅速に導入し、その後フェデレーション ID に移行することを推奨します。

 

ここからは、フェデレーション ID モデルが適しているシナリオについて説明します。以下のシナリオに該当しないお客様は、よりシンプルな同期 ID モデルとパスワード同期機能を組み合わせて使用することを検討してください。

既存のインフラストラクチャ

シナリオ 1: 既に AD FS を展開済みの場合。何らかの理由で既に AD FS を展開済みの場合、Office 365 でもこれを使用したいと考えるお客様が多いかと思います。この場合、AD FS でフェデレーションされたサインインを使用する複数の SaaS アプリケーションを所有することになります。また、Azure Active Directory は既存のインフラストラクチャに接続して、余計なオーバーヘッドをほぼ発生させることなく、AD FS の保守を行います。もちろん、AD FS の展開は、Office 365 を使用するための要件ではありません。Office 365 ではパスワード ハッシュ同期機能を使用し、その他のワークロードでは引き続き展開済みの AD FS を使用することも可能です。

 

シナリオ 2: サードパーティのフェデレーション ID プロバイダーを既に使用している場合。マイクロソフトではないサードパーティの ID プロバイダーを認証に使用しているお客様には、フェデレーション ID モデルが最適です。しかし、サードパーティの ID プロバイダーはパスワード ハッシュ同期機能をサポートしていません。そこでマイクロソフトは、サードパーティの ID プロバイダーのテストと認定を行う「Works with Office 365 – Identity」プログラムを実施しています。

 

シナリオ 3: Forefront Identity Manager 2010 R2 を使用している場合。Forefront Identity Manager 2010 R2 では、Microsoft Azure Active Directory 用の Forefront Identity Manager コネクタを使用して、Azure Active Directory にプロビジョニングする ID のカスタマイズができます。豊富なカスタマイズ オプションが使用できますが、パスワード ハッシュ同期機能はサポートされていません。

技術的要件

シナリオ 4: オンプレミスの Active Directory に複数のフォレストが存在している場合。複数のフォレストが存在する場合、DirSync ツールを使用できません。このため、複数のフォレストを同期させるには、Forefront Identity Manager 2010 R2 で Microsoft Azure Active Directory 用 Forefront Identity Manager コネクタを使用するか、新しい Azure Active Directory 同期サービス (英語)を使用する必要があります。これらの代替用同期ツールのうち、パスワード ハッシュ同期機能をサポートしているものは現時点では存在しません。このため、オンプレミスとオンラインで同じパスワードが自動的に使用されるようにするには、フェデレーション ID モデルを実装する必要があります。こうしたツールを展開する前に、フォレストの統合についても検討してください。単一のフォレストに統合されれば、DirSync ツールを使用できるようになります。フォレスト統合の詳細については、こちらの TechNet 記事を参照してください。

 

シナリオ 5: オンプレミスと統合されたスマートカードまたは多要素認証 (MFA) ソリューションが既に存在する場合。Azure Active Directory には、サインインのフェデレーション以外に、スマート カードやその他の認証プロバイダーを使用するための拡張メソッドはありません。これらの認証プロバイダーの多くは AD FS の拡張機能を提供していて、Office 365 のサインインでは AD FS プロバイダーによるフェデレーションを通じてこれらの拡張機能を使用できます。Azure Active Directory はネイティブで Office 365 での多要素認証の使用をサポートしているため、代わりにこちらを使用することも可能です。

 

シナリオ 6: カスタムハイブリッドアプリケーションまたはハイブリッド検索が必要な場合。SharePoint または Exchange でハイブリッド検索を行うアプリケーションや SharePoint のカスタム アプリケーションなどのカスタム ハイブリッド アプリケーションを開発するとき、クラウドとオンプレミスの両方で単一の認証トークンが必要となる場合がよくあります。この場合、シングル サインオン トークンをアプリケーション間のユーザー認証で使用できるようにするという、パスワードの共通化よりも高水準の仕様が求められます。カスタム アプリケーションの開発を進めていて、オンプレミスとクラウドの両方のサービスで同時に認証を行う必要がある場合、ハイブリッド構成が必須となります。

 

シナリオ 7: パスワードを忘れたときに Web からアクセスしてリセットできるようにする場合。フェデレーション ユーザーに対しては、AD FS で表示されるサインイン ページを制御できます。このサインイン ページを変更して、パスワードを忘れた場合のリセット機能、およびパスワード変更機能を追加することが可能です。この機能は AD FS では提供されていませんが、こちらの TechNet 記事 (英語)に記載されているように、AD FS の実装時に手動で追加できます。ただし、パスワード同期モデルを採用すると、サインイン ページを編集することはできません。代わりに、追加サブスクリプションとして Azure Active Directory プレミアム (英語)をご用意しています。こちらを Office 365 テナントに追加すると、3 種類の ID モデルのいずれにおいても、パスワードを忘れた場合のリセット機能が使用できます。

ポリシーに関する要件

シナリオ 8: サインインの監査および即時無効化、またはそのいずれかが必要な場合。AD FS でフェデレーション ID を実装した場合、各サインイン操作は、オンプレミスでのサインイン操作のログ記録と同様に、標準の Windows イベント ログに記録されます。Active Directory でアカウントを無効化すると、それ以降は同じ Active Directory を使用するフェデレーション サインイン操作がすべて失敗するため、アカウントの無効化は即時実行されます (これは、複数のドメイン コントローラー サーバーにまたがる内部の Active Directory レプリケーション ポリシー、およびキャッシュされたクライアント サインイン トークンに従って実行されます)。このようなレポートはクラウドでは提供されず、パスワード同期対象ユーザーの無効化は 3 時間ごとに実行されるアカウント同期のときにのみ行われるため、パスワード同期機能を使用している場合にはサインインの監査およびアカウントの即時無効化を利用できません。その代わり、アカウントを無効化する前に、無効化処理の一環としてアカウントのパスワード リセットを実行することで、即時無効化が可能です。パスワード変更処理を行うと、その後 2 分以内に Azure Active Directory と同期され、ユーザーの古いパスワードが使用できなくなります。また、手動でディレクトリ同期をトリガーして、アカウント無効化の要求を送信することもできます。

 

シナリオ 9: シングルサインオンが必要な場合。パスワード同期機能を使用すると、オンプレミスと Office 365 で同じサインイン パスワードを使用できます。一方、シングル サインオン機能を使用すると、Active Directory ドメインに接続されている Windows PC にサインインできると同時に、Office 365 への接続時にパスワー��を再入力する必要がなくなります。この機能を使用するには、ユーザーの PC がサインイン済みであるかどうかを AD FS サーバーに確認するため、フェデレーション ID が必要です。シングル サインオン機能の代わりに、[Save My Password] チェックボックスも使用できます。このチェックボックスをオンにすると、ユーザーのパスワードが Windows Credential Manager (CredMan) に保存され、該当する PC のログイン資格情報によってセキュリティ保護され、ユーザーが PC にサインインしたときに、CredMan によってパスワードのロックが解除されます。Outlook クライアントではシングル サインオンがサポートされていないため、ユーザーが毎回パスワードを入力するか、[Save My Password] をオンにしておく必要があることに注意してください。

 

シナリオ 10: ネットワークの場所や勤務時間によるクライアントのサインイン制限が必要な場合。サインイン制限は、Active Directory の 2 つの機能によってサポートされます。まず、AD FS に含まれている、クライアント アクセス ポリシー (英語)です。ユーザーが企業ネットワークの外部と内部のどちらにいるか、または指定された Active Directory グループ内にいて企業ネットワークの外部にいるかに応じて、ユーザーのサインインを制限することができます。対象となるユーザーに対して、すべてのアクセスを制限したり、ActiveSync 接続または Web ブラウザーの接続のみを制限したりすることが可能です。もう 1 つ、Active Directory のユーザー ポリシーでログイン制限を設定し、勤務時間によってユーザーのサインインを制限することもできます。フェデレーションでは、パスワードの検証がオンプレミスの Active Directory に委任されるため、Active Directory で設定されているすべてのポリシーが有効になります。

 

シナリオ 11: Azure Active Directory へのパスワードハッシュ同期をポリシーで禁止する場合。少数ですが、Azure Active Directory へのパスワード ハッシュ同期を禁止するセキュリティ ポリシーを設定するお客様がいらっしゃいます。この場合、オンプレミスとオンラインで同じパスワードを使用できるようにするには、フェデレーション ID モデルを実装するほかありません。マイクロソフトは、お客様のあらゆるデータのセキュリティを確保するために尽力しています。セキュリティ担当者の方は、ぜひ Office 365 セキュリティ センターをご確認ください。また、TechNet 記事「パスワード同期機能の実装 (英語)」でパスワード ハッシュ同期機能のしくみを説明しています。さらに、パスワード ハッシュ同期機能に関する詳細なセキュリティ ガイダンスを TechNet で公開 (英語)しています。

 

上記に挙げた 11 のシナリオのいずれかに該当する場合は、フェデレーション ID モデルが適しています。

最近の機能強化による状況の変化

最近の機能強化により Office 365 のサインイン機能が改良され、適切なモデルを簡単に選択できるようになりました。この記事では、お客様のニーズに応じてどの ID モデルが適しているかを説明しましたが、これはすべての機能強化を考慮したものです。しかし、すべてのお客様がこれらを把握しているとは限らないので、注意してください。

 

Office 365 で使用可能な 3 つの ID モデルは、インストール不要の極めて簡単なものから、さまざまな利用シナリオに対応する非常に高機能なものまで、バラエティに富んでいます。お客様のニーズを満たすモデルのうち最もシンプルなものから導入を開始することで、迅速かつ簡単に Office 365 の利用を開始していただけます。その後、ニーズの変化に合わせて ID モデルを切り替えていただくことが可能です。

 

—Paul Andrew (@pndrw)

Office 365 の管理が簡単に

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 5 月 21 日に office Blogs に掲載された記事 Simplifying the Office 365 admin experienceの翻訳です) 

 

投稿者: Office 365 チーム、投稿日: 2014 年 5 月 21 日

 

今回は、Office 365 管理エクスペリエンス担当シニア プロダクト マーケティング マネージャーを務める Lawrence Chiu の記事をご紹介します。

Office 365 の IT 管理者の皆様は、Office 365 環境の管理において中心的役割を担っています。Office 365 のようなクラウドベースのサービスでは、環境はいつでも最新の状態に維持されます。常に最新の修正プログラムを入手できるだけでなく、Office のグループ機能や Office Graphといった最新テクノロジ、Office for iPad (英語)などの最新の生産性ツールを利用することもできます。

このような Office 365 の新機能をすべて利用すると、サービスの管理はますます複雑になりかねません。IT を専門としない管理者であれば、管理の問題はいっそう重くのしかかります。そこで、マイクロソフトでは、サービスを容易に管理できるようにしたいと考え、企業規模に関係なくすべての管理者が Office 365 を最大限活用できるように、Office 365 の管理エクスペリエンスを簡略化するための取り組みを始めました。

そしてこのたび、マイクロソフトはサービスの管理を簡略化する 3 つの新機能をリリースすることとなりました。これらの新機能を利用すると、以下を実現できます。

  • Office 365 で DNS レコードの問題を事前にチェックして解決します。
  • 一般的な管理タスクを合理化して管理の効率を改善します。
  • 一般的な設定を管理センター内で行えるようにしてスピーディな設定を実現します。

では、これらの新機能がサービス管理の効率化にどのように役立つかを詳しく説明しましょう。

 

Office 365 DNS レコードの問題を事前にチェックして解決

DNS レコードの構成とトラブルシューティングは、混乱が生じやすい作業です。一般的に、DNS レコードの問題は、DNS レコードが見つからない、正しくない、サービス更新のため DNS が変更されたなどの原因によって発生します。こうした問題は、ユーザーが電子メールを送受信できなくなる、会社の一般向け Web サイトに顧客がアクセスできなくなるなどといった深刻な結果をもたらします。

お客様の構成が正しいことを確認できるように、マイクロソフトは Office 365 から DNS レコードの問題を事前にチェックするためのソリューションを提供します。DNS レコードがお客様の環境にとって望ましい条件を満たしていない場合、お客様には Office 365 管理センターへのログイン時に通知が送信され、その後、DNS レコードの潜在的な問題を解決するための案が示されます。ドメイン ホストに GoDaddy を使用しているお客様は、DNS レコードを自動的に更新するか、マイクロソフトの手順に従って手動で構成するかを選択することができます。その他のドメイン ホストをご利用のお客様は、マイクロソフトから、DNS レコードの問題を解決するための手順が提供されます。DNS レコードが正しく更新されると確認画面が表示されます。

より高度なセットアップを行っている管理者は、DNS レコードの事前チェックを無効にして、不要な DNS レコード エラー通知を受け取らないようにすることができます。

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一般的な管理タスクを合理化して管理の効率を改善

管理者は常に仕事に追われています。小規模企業の管理者にとって、Office 365 の管理は数ある職務の 1 つにすぎないかもしれません。したがって、いつもシンプルなエクスペリエンスが提供されることが重要です。大規模企業の管理者は、いつも大量の仕事を抱えているため、Office 365 サービスの管理においては効率が最も重視されます。幸いなことに、シンプルさと効率は密接に関連しているため、効率の改善が、Office 365 の管理を簡略化するうえで重要な鍵を握ります。

今回リリースされた新機能を利用すると、一般的な管理タスクを合理化できるようになります。この一般的な管理タスクの 1 つに挙げられるのは、Office 365 環境への新規ユーザーの追加です。利用可能な Office 365 ライセンスを自動的に割り当てる機能が追加され、新規ユーザーを作成する手間が軽減されました。また、ユーザー管理のタスクも合理化され、最新のユーザー詳細パネルでは、割り当てられた Office 365 ライセンスや関連付けられている電子メール アドレスなど、より多くのユーザー情報が管理できるようになりました。このパネルでは、パスワード リセットの方法もわかりやすくなっています。パスワード管理をさらに簡略化するために、Office 365 でランダムなパスワード生成を実行するのではなく、パスワードを手動で設定できるようにしました。

 

一般的な設定を管理センター内で行えるようにしてスピーディな設定を実現

マイクロソフトは、見つけやすさを向上することで、Office 365 管理センターのナビゲーション エクスペリエンスの簡略化を進めています。その一環として、Office 365 で一般的に利用される設定を Office 365 管理センターに追加しました。このような一般的な設定は、以前は別の管理ポータル (Exchange、SharePoint、および Lync) でしか実行できませんでした。

今回はまず、外部との共同作業に関する設定を追加しました。一般的に利用される外部との共同作業用の 3 つの設定を、Office 365 管理センターの左側にあるナビゲーション メニューの [External Sharing] タブにまとめました。管理者がこれらの設定を有効化すると、ユーザー間で SharePoint サイト、ドキュメント、Exchange の予定表を共有できるようになり、ユーザーは社外ユーザーとの共同作業を容易に実現できます。また、管理者が Lync の共同作業の設定を有効化すると、ユーザーは社外ユーザーと円滑にコミュニケーションを行えます。一般的に使用される設定が Office 365 管理センターで利用可能になることで、管理者は、設定を有効化/無効化するためだけにわざわざ他の管理ポータルに切り替える必要がなくなりました。

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Office 365 のメッセージセンターで最新情報を入手

メッセージ センターを定期的にチェックして、Office 365 環境に関する最新情報を入手するようにしてください。お客様の環境に影響を与える可能性のある問題についてメッセージを配信したり、サービスの変更を通知したり、その他さまざまな情報を提供しています。

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Office 365 の管理エクスペリエンスを改善するための取り組みは、まだ始まったばかりです。マイクロソフトは、今後も継続的に管理エクスペリエンスの強化を進めてまいります。ご意見やご要望がありましたらお気軽にご連絡ください。最新情報についてはこのブログで随時お知らせしますので、引き続きご注目ください。

—Lawrence Chiu

クラウドの内部から: Office 365 内のお客様のデータにアクセス可能な人員

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

投稿者: Office 365 チーム、投稿日: 2014 年 6 月 2 日

(この記事は 2014 年 6 月 2 日に Office Blogs に投稿された記事 From Inside the Cloud: Who has access to your data within Office 365?の翻訳です)

今回は、Office サーバーおよびサービス担当コーポレート バイス プレジデントの Perry Clarke と、Office サーバーおよびサービス担当プログラム管理ディレクターの Vivek Sharma が執筆した記事をご紹介します。

 

Vivek Sharma:
シリーズ「クラウドの内部から」の前回の投稿「Is your data safe at rest? (格納中のデータは安全か)」では、物理的および論理的な脅威の要因と、侵入テストを含むマイクロソフトの多層防御を活用したさまざまな対応策について説明しました。また、Rights Management (RMS) およびデータ損失防止機能を通じて Office 365 サービスの一部としてお客様にご利用いただける、管理者コントロールおよびユーザー コントロールについても触れました。この機能により、サービス内で共有されているデータを閲覧できる権限をファイルおよびアイテム レベルでユーザーに与えることができます。今回の記事では、サービス内のお客様のデータに対してアクセス権を持つ人員をマイクロソフトがどのように管理しているのかについてはまだ説明していませんでしたので、これについてご紹介します。

Office 365 をクラウド サービスとして管理および実行する人員のうち、お客様のデータにアクセス可能な人数が多いほど、同時に脆弱性も高まるとお考えの方が多いかと思います。また、マイクロソフトはどのようにしてサービスの保守を行い、トラブルシューティングの際にエンジニアがお客様のデータを見ることができないようにしているのかと、疑問に思うお客様もいらっしゃるでしょう。この「お客様のデータにアクセス可能な人員」のビデオでは、アクセス制御によりサービスに格納されているお客様のデータのセキュリティとプライバシーを保護するしくみについて、Perry Clarke と私が概要を説明しています。

(Please visit the site to view this video)

 

Perry Clarke:
このビデオでも説明しているように、究極的には、サービスが正常に実行されている限り、お客様のデータには誰もアクセスできません。つまり、管理者が長期間にわたるアクセス許可を保持しアクセスすることができるオンプレミス環境とは異なり、誰かがお客様のデータに対してアクセス権を常時保持することはありません。
稀なケースですが、トラブルシューティングでお客様のデータにアクセスする必要があるようなインシデントが発生した場合、管理者は厳密に時間が設定された「ロックボックス」と呼ばれるワークフローに従って作業を行います。これにより、ソフトウェアを通じて、事前に割り当てられた 2 つの要素によって認証された管理者のみがエスカレーションを要求できます。このしくみにより、お客様のデータにアクセスして作業を行う場合は必ず、厳密な監視、ログ記録、および監査を伴う正式な��スカレーション要求および承認プロセスを経ることになります。さらに、管理者は、アクセス許可を要求する際に、ロール ベースのアクセス制御 (RBAC) を通じて事前定義された権限セットが必要となります。すべてのアクセスは、機械により生成されたパスワードでの承認が必要です。また、すべての作業は指定された時間で完了する必要があります。

RBAC は、Office 365 サービスのデータへのアクセスを管理する上で非常に重要な要素です。マイクロソフトでは、この機能を Exchange および Exchange Online に 10 年以上前から実装しており、これにより得たベスト プラクティスや経験を Office 365 のサービス全体に活用しています。
最終的には、マイクロソフトの管理者がデータへの強力なアクセス権を保有するのを制限することを目指しています。つまり、考え方としては、機械がサービス レベルでお客様のデータの読み書きを行い、個々のサービス管理者が読み書きの操作を行わずにシステムの正常性を診断して修正できるツールを提供するようなシステムを構築するということです。これにより、権限をエスカレーションしない限りデータの意味が把握できるようなかたちでアクセスできる人員は存在せず、サービスのトラブルシューティングを行うツールの権限も制限されます。

 

Vivek Sharma:
ロックボックスの他にも、オンライン サービス内のお客様のデータのセキュリティおよびプライバシーを保護するためにチェックや計測を実施しており、これはほとんどのオンプレミス環境で行われているものよりも高度なものです。
マイクロソフトは、グローバルなサービス プロバイダーとして、お客様のデータのプライバシーおよびセキュリティを保護するために ISO 27001 や SSAE 16 などの業界標準を満たし、データに対して何らかのアクセスを行う場合、そのタイミングや可否、理由を判断しなければならないと考えています。
この記事が、お客様のデータに対する管理上のアクセスについて理解するうえでお役立ていただけますと幸いです。ご不明な点、ご意見やご感想がありましたら、お気軽にお寄せください。今後数週間以内に、Blue チームに所属するリード テスト エンジニアの Matt Swann を迎えて、データ センター内で継続的に活動を監視するしくみ、および専門家チームと機械学習の連携により侵入を検知する方法についてご紹介する予定です。
この記事を読んでご興味を持たれたお客様は、Office 365 セキュリティ センターに詳細が記載されていますので、ぜひご覧ください。

—Perry Clarke、Vivek Sharma

Office 365 ガレージ シリーズ: 新しいアプリ モデルによる各種プラットフォームおよびデバイスへの Exchange、Outlook、OWA の拡張

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

(この記事は 2014 年 6 月 4 日に Office Blogs に投稿された記事 The Garage Series for Office 365: Extending Exchange, Outlook and OWA across platforms and devices with the new app modelの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

新しいメール アプリでは、カスタマイズされたデータ駆動型のメールを自動的に生成することで、ユーザーが時間を節約できるでしょうか。今回のガレージシリーズでは、Exchange エンジニアリング チームの Jason Henderson を迎え、この疑問への答えと、さらなる詳細についてご説明します。メールアプリのしくみ以外にも、Visual Studio を使用してアプリの作成とプレビューを行う方法や、Web サービスからメールの本文に直接データを挿入する方法をご紹介します。さらに、OAuth を使用してコンテンツ、タス��、予定表への安全かつ範囲を限定したアクセスを提供する方法、アプリを一度作成するだけで WindowsOWA for iPad や OWA for iPhone、近日公開予定の OWA for Android アプリ内で利用可能にする方法についてもご覧いただけます。

 

(Please visit the site to view this video)

 

前回は、頻繁にご要望を受けていた (そして、ほとんど実現不可能だと思われていた)、アプリ モデルを使用した SharePoint または SharePoint Online の拡張オプション (英語)についてご説明しました。今回も引き続き、各種プラットフォームにメール エクスペリエンスを拡張したいと考えている開発者の皆様に向けて、オースティンの MEC からガレージ シリーズをお届けします。

 

ガレージ シリーズでは、これまでに何度かアプリ モデルを取り上げてきました。その多くは Office リッチ クライアントのアプリを Excel、Word、Outlook で使用する方法をご紹介するもので、前回は SharePoint に着目しました。以前には、iPhone と Windows タブレットのアプリを使用してプラハの街を観光 (英語)したこともあります。プラハでは、優れたメール アプリを使用して Wikipedia や Bing Images にクエリを送信し、それぞれの目的地でチェックインしました。すべてのクエリは予定表のアイテムに基づいて送信され、Web サービスに共通のリレーションシップが提供されます。

 

今回は Jason Henderson が、Visual Studio でメール アプリを作成する方法をご紹介します。Visual Studio では、ホストされたメールボックスに直接ログインし、単一のメールボックスにアプリを公開してプレビューしてから、Exchange 管理者に引き継いでより広範に公開することができます。今回の更新によるメールアプリの新機能では、新規作成用のアプリを作成して、接続されたデータサービスに基づいてメールに適切なコンテンツを挿入することができます。つまり、メール アプリでは、メールの閲覧だけでなく、メール作成エクスペリエンスも拡張することができるのです。具体的な方法については、ビデオでご確認いただけます。

 

これらのサービスの接続ではセキュリティが確保されており、要求ベースのトークン認証が使用されるため、メール クライアントやデバイスに資格情報を保存する必要がありません。これが特に重要となる理由は、従来型の管理デバイスと、モバイルデバイス (OWA for iPhone を実行する iPhone、OWA for iPad を実行する iPad、近日公開予定の OWA for Android を実行する Android スマートフォンなど) の両方でメール アプリや新規作成アプリを利用できるためです。メール アプリ モデルでは、Exchange サービスにアプリを公開するだけで、Outlook リッチ クライアント、サポートされるすべてのブラウザーおよびプラットフォームの Outlook Online、各種デバイス用の OWA アプリなど、ほぼどこからでもアプリが利用可能になります。これは開発者にとって強力な機能であると同時に、メール ユーザーにとっても、強力な時間節約ツールとなります。これらの機能の実際のデモを見れば、独自のメールアプリを開発するための参考になると思いますので、ぜひビデオをご覧ください。

 

次回のガレージ シリーズは、Exchange ActiveSync チームのベテランのエンジニアで、以前にもゲストとして出演してくれた Greg Baribault と共にお送りします。

 

それではまたお会いしましょう。

Jeremy Chapman

参考情報

Office 2013 SP1 のメール アプリの新機能

ガレージ シリーズのビデオ チャンネル (英語)

ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)

Twitter で @OfficeGarage をフォローする

Windows Phoneおよび Windows 8用 Office 365 ガレージ シリーズ アプリ

Office “Ignite” オンライン トレーニング

ガレージシリーズの司会者について

Jeremy Chapman はマイクロソフトの社員で、今後の Office のクライアントおよびサービス配信の最適化を担当するシニア開発リードを務めています。Chapman はアプリケーションの互換性、およびデプロイ自動化ツールとインフラストラクチャの参照アーキテクチャの構築に携わってきており、こうした経験が、最新のクイック実行インストールなど、Office の新しいエンタープライズ機能における優先順位決定の基礎となっています。プライベートでは、自動車改造マニアであると同時に、さまざまな言語に通じています。Jason Henderson は Exchange チームの主任グループ プログラム マネージャーを務め、10 年以上にわたって Exchange エンジニアリング チームで OWA および Exchange Web サービスに携わっています。Henderson はワシントン州出身で、物理学およびコンピューター サイエンスの学位を取得しています。

 

SharePoint Online の一部のプランが 2014 年 7 月 1 日で提供を終了

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は Microsoft Office 365 Community に投稿された記事 Select SharePoint Online plans to be retired July 1, 2014の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Office 365 サブスクリプションを所有の皆様、いつもご利用ありがとうございます。今回は、近日中に実施されるサブスクリプションの変更と、これによるユーザーの皆様への影響についてお伝えいたします。

 

サブスクリプション プランの合理化およびプランの明確な差別化を目的として、下記の SharePoint Online のプランは 2014 年 7 月 1 日をもって提供を終了いたします。

  • SharePoint プラン 1 (Yammer 機能付き)
  • SharePoint プラン 2 (Yammer 機能付き)
  • Office Online (SharePoint プラン 1 付き)
  • Office Online (SharePoint プラン 2 付き)

これに対応する政府機関向けおよび学術機関向けのプランも、同様に提供を終了いたします。

 

ユーザーの皆様への影響

プランの提供終了に伴い、新規のお客様と既存のお客様の両方に影響があります。新規のお客様は、2014 年 6 月 30 日以降、これらのプランはご購入いただけなくなります。既存のお客様は、参加しているチャネルまたはプログラム、加入契約の条件、契約の種類、サブスクリプションの有効期間などの諸条件に応じて、次の表に示すオプションをお選びいただけます。

 

参加しているチャネルまたはプログラム

提供を終了するサブスクリプションプランの更新期限

提供を終了するプランに現在のサブスクリプションでシートを追加できる期限

提供を終了するプランの利用可能期限

Direct

2015 年 6 月 30 日

2015 年 6 月 30 日

2016 年 6 月 30 日

Syndication

2015 年 6 月 30 日

2015 年 6 月 30 日

2016 年 6 月 30 日

Open

2014 年 6 月 30 日

該当なし

2015 年 6 月 30 日

EA

2014 年 6 月 30 日

2017 年 6 月 30 日

2017 年 6 月 30 日

 

お客様にご対応いただくこと

提供終了予定のサブスクリプション プランのいずれかを現在ご利用中のお客様は、上の表に示した期限 (チャネルまたはプログラムに応じて 2015 年、2016 年、または 2017 年の 6 月 30 日) までに新しいプランに移行していただけます。ただし、Office Online は Office 365 スイート プラン全体の一部となりますので、ご注意ください。

 

新しいプランを選んでサブスクリプションを新規作成したら、テナントの各ユーザーは新しいサブスクリプションのライセンスを使用する必要があります。テナント管理者は、この新しいサブスクリプションのライセンスを、手動で個別に、または PowerShell を使用してまとめてユーザーへの再割り当てを行うことができます。

 

次の表は、提供を終了する各プランで利用可能な移行オプションです。

 

ご利用中のプラン

ご利用可能な移行オプション

SharePoint プラン 1 (Yammer 機能付き)

  • Office 365 Enterprise E1
  • SharePoint プラン 1、Yammer Enterprise

SharePoint プラン 2 (Yammer 機能付き)

  • Office 365 Enterprise E3
  • SharePoint プラン 2、Yammer Enterprise

Office Online (SharePoint プラン 1 付き)

  • SharePoint Online プラン 1
  • Office 365 Enterprise E1

Office Online (SharePoint プラン 2 付き)

  • SharePoint Online プラン 2
  • Office 365 Enterprise E3
  • Office 365 Enterprise E1、Office 365 Enterprise E1 から SharePoint プラン 2 へのステップアップ (EA の場合のみ)
  • Office 365 Enterprise E1、SharePoint プラン 2

 

よく寄せられる質問

SharePoint Online 単体のプランは、今回の変更で提供が終了するのですか

いいえ。SharePoint Online のみが必要なお客様には、引き続き単体のプランをご購入いただけます。しかし、他の機能も必要なお客様には Office 365 プランをお勧めします。

 

今回の変更は Dedicated または ITAR のお客様にも影響がありますか。

いいえ。今回の変更は Dedicated および ITAR の各プランには適用されません。

 

SharePoint および Yammer Enterprise の単体のプランは現在 Open チャネルで利用できませんが、Open チャネルに対して今回の移行オプションはどう影響しますか。

SharePoint および Yammer の単体のプランは、2014 年 8 月 1 日から Open チャネルでご利用いただけます。

 

既存のお客様に、これまでよりも高額のプランに移行していただくための特典や割引はありますか。

はい。EA のお客様向けに、高額のプランへの移行に伴う追加料金をカバーするための、1 回限りの割引をご用意します。

 

Syndication パートナーの皆様には、同様の割引をお客様に提供していただくために、卸売価格の割引をご用意します。

一部のデバイスを対象に OWA for Android の提供を開始

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

(この記事は 2014 年 6 月 11 日に Office Blogs に投稿された記事 OWA for Android now available on select devicesの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Exchange チームのシニア プロダクト マーケティング マネージャーを務める Steve Chew と、プログラム マネージャーを務める Tony Hernandez の記事をご紹介します。


3 月に開催された Microsoft Exchange Conference (MEC) では、Android フォン向けにネイティブの OWA モバイル アプリを提供する予定であると発表しました。そして今回、このアプリのプレリリース版が Google Play ストアで公開されました。

 

プレリリース期間中は、フィードバックの収集やバグの修正を行い、正式リリースに備えます。現在、アプリの配信は一部のデバイスに限定されています。対応するデバイスは定期的に追加される予定ですので、現時点でサポート外のデバイスを利用しているお客様も、今後の情報をチェックしてみてください。また、サポートしてほしいデバイスがありましたら、こちらのページ (英語)からぜひご投票をお願いいたします。

 

OWA for Android の要件

OWA for Android をご利用になるための要件は次のとおりです。

    • Android 4.4 Kit Kat 以降の OS を搭載している

    • 企業向け Office 365 のメールボックスを利用している (Office 365 Personal、Office 365 Home、Outlook.com は含まれません)

 

OWA for Android でできること

OWA for iPhoneで利用できる機能はすべて、OWA for Android でも実行できます。

Google Play ストアからアプリをインストールすると、Android のホーム画面に OWA のアイコンが表示されます。

 

ナビゲーション画面からは、メール、予定表、連絡先に簡単にアクセスできます。

 

 

メールのアイコンをタップすると、受信トレイにある新着メールの一覧が表示されます。

 

メッセージをタップすると、そのメッセージの閲覧ウィンドウが開きます。ここでは、URL のインライン プレビューなど、MEC で発表された新機能がサポートされています。

予定表や連絡先も、Android フォンに合わせて最適化されています。

  

OWA for iPhone との相違点

OWA for Android では、アプリの連絡先をデバイスと同期するように設定した場合、デバイスのアドレス帳を更新すると、Office 365 のメールボックスも直接変更されるようになっています。たとえば、他のユーザーから新しい電話番号をテキスト メッセージで受信したときには、デバイスで連絡先情報を更新するだけで、OWA にもその変更内容が反映されます。

フィードバックの投稿先

ご意見、ご要望については、OWA for Devices のフォーラム (英語)までお寄せください。

 

– Steve ChewTony Hernandez



【重要】Office 365 にサインインするためのアドレスの変更について

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

Office 365 へのサインインにはいままで https://portal.microsoftonline.comが使われてきましたが、今後は https://portal.office.comがメインのサインインアドレスとなります。

従来からの https://portal.microsoftonline.com も今後しばらくご利用いただけますが、今後は https://portal.office.com を告知いただきますようお願いします。

また、Outlook Web App へのログインについては専用アドレス https://outlook.office365.comおよび http://mail.office365.comもございます。

Office 365 と連携する AD FS を仮想環境内で構築する (自習書あり)

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business

  

シングル サインオン (以下、SSO) をセットアップして有効にすると、組織のユーザーは会社の資格情報を使って Office 365 サービスにアクセスできるようになります。 これにより、複数のログオン ID およびパスワードを管理する負担が軽減されます。 SSO を使わない場合は、Office 365 ユーザーはユーザー名およびパスワードを個別に管理する必要があります。

 

ユーザーにとってのメリットだけでなく、管理者と組織にとっても非常に大きなメリットになります。 たとえば、SSO を構成することで、社内ディレクトリと Office 365 ディレクトリの両方に組織のパスワード ポリシーとアカウントの制限を適用できます。

 

Office 365 では Active Directory フェデレーション サービス (以下、AD FS) を使って SSO を実現します。 この環境を構築するに当たり、Azure 仮想マシンを使うことで、社内インフラストラクチャ要件を最小限に抑えることができます。 これらの仮想マシンを使って、Office 365 のディレクトリ同期と SSO を実装できます。 多くの場合、Office 365 を採用する企業のお客様の要望は、社内のインフラストラクチャ要件を最小化することです。 仮想マシンを導入すれば、AD フェデレーションが必要なお客様は、Microsoft がサポートする別の選択肢を利用してこれらのサービスをホストすることができます。

 

今回ご紹介する自習書「【Microsoft Azure 自習書シリーズ No.6】 企業内システムと Microsoft Azure の VPN接続、ADFS 、Office 365 との連携」では、すべての Office 365 SSO 統合コンポーネントを Azure で展開する環境を構築します。 Azure と社内ネットワークはサイト間 VPN を構成します。

 

 

自習書の目次とダウンロードは「【Microsoft Azure 自習書シリーズ No.6】 企業内システムと Microsoft Azure の VPN接続、ADFS 、Office 365 との連携」をご覧ください。

【重要】Office 365 ProPlus (バージョン 2010) をファイアウォールフィルタリングの環境でご利用の場合 IP アドレス設定を変更してください

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

マイクロソフトでは信頼性とパフォーマンスの向上を目的として現在、Office 365 ProPlus ライセンス付与システムの配置を変更しています。この変更に伴い、サービスの IP アドレスと URL の構成が変更になります。Office 2010 バージョンの Office 365 ProPlus をまだご利用されているお客様は、既存の構成に加えて Office 365 ProPlus URL フィルタリングのファイアウォール/プロキシサーバー構成を追加する必要があります。この変更をしない場合は、クライアントの機能に制限がかかる可能性があります。

 

詳細については以下の URL の「Office 365 ProPlus URLs and IP Addresses」をご覧ください。

 

追加情報

【重要】【再】SharePoint Online バージョン 2010 のチームサイトをアップグレードしてください

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対象: 旧Office 365 , ,

 

以前にお伝えしたとおり、Office 365 サービス アップグレードの一部として、Microsoft はまもなくすべての SharePoint Online サイト コレクションのアップグレードを開始します。 メッセージセンターからアップグレードに関する通知が送信されます。これは一度限り延期することができます。

 

今すぐSharePoint Onlineサイトのアップグレードを手動で実行することができます。「古い」または「未使用」のコンテンツやサイトの内容をご確認いただき、必要に応じてコンテンツやサイト全体を削除する事ができます。サイト管理者は、クリックするだけで、各 SharePoint Online サイトのアップグレードを手動で開始できます。 それぞれのサイト コレクションのサイト設定で、[設定] > [サイト コレクションの管理] > [サイト コレクションのアップグレード]をクリックしてください。

 

既にサイトコレクションのアップグレードのご対応済のお客様は、本対応の必要はございません。

 

この SharePoint Online サイトのアップグレードについては、下記のリンクをクリックして、Microsoft の Web サイトをご覧ください。

 

Upgrade your SharePoint Online 2010 version team sites today (英語)

【重要】Office 365 先行リリースプログラムが開始されました

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

Office 365の先行リリースプログラムが開始されました。 Office 365が提供する最新の機能の発表後、通常ユーザーが3週間移行に展開されるところを1週間後に展開が開始されます。先行リリースプログラムにご参加いただくことで、Office 365の新しいメール機能、ストレージの増加、新しい共同作業機能、製品の新機能がリリースされるとすぐご利用いただけるメリットがあります。もちろん、必要に応じて標準リリースプログラムにとどまることも可能です。                                 

対象機能:

  • Office 365スイート、SharePoint OnlineとExchange Onlineの各機能。

※Lync Online、Exchange Online Protectionと最新バージョンのOffice アプリケーションは対象外です。
なお、こちらの仕組みは管理者を含むテナント内の全ユーザーに適用されますので、管理者だけ先行して新機能をご確認されたい場合は別途テナントをご用意いただく必要があります。

先行リリースプログラムに参加するた目には、設定を手動で変更する必要があります。Office 365にサインインして、[管理者] > [サービス設定] > [更新プログラム]をクリックの上、先行リリース(※)をオンにしてください。

 

※ユーザーインターフェースでは「最初のリリース」となっていますが、間もなく「先行リリース」に修正される予定です。

 

使用上のご注意:

  • Office 365アカウントのデフォルト設定は、機能発表から3週間後以降に新機能がご利用いただける「標準リリースプログラム」に設定されています。
  • 先行リリースの設定変更は、反映されるのに最大 24 時間かかります。
  • 先行リリースをオン(有効)にされた後、オフ(無効)にされますと標準リリースのお客様がまだご利用できないすべての機能がオフ(無効)になります。

詳細につきましては、以下の記事をご参照ください。

Office 365 リリースプログラム

http://office.microsoft.com/ja-jp/office365-suite-help/HA104204958.aspx

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